非常に便利な世の中になった。
予備校の東進が大学入試の過去問をHP上で公開している。私の時代では、地元の本屋さんではすべての赤本を扱っていなかったので、ちょっと繁華街に電車で行って、大きな本屋さんに行くしかなかった。
大学によっても額分がたくさんあるので、自分の受けたい大学の過去問を見るとなると物凄い時間を立って過ごしたものだった。そんな悩みを解消してくれるのが東進の過去問サービスであるが、解説が無いので使い方に注意だ。
東進の過去問データベース
東進の過去問は約185大学の過去問を無料で閲覧できる。
多少間違いがあるとの指摘はネット上ではちらほら見つかるが・・・これだけの大学・学部の過去問を掲載するのだから、多少のヒューマンエラーは置いておこう。
この東進の過去問には使い方がある。それは・・・
受験する大学の傾向をとらえる
こういった使い方をしよう。
赤本が解説が豊富なわけではないが、解説ゼロというのは、力をつける実践としてはあまり優れていない。
もし、君が塾に通っていて身近にすぐ質問できる相手がいるのであれば、話は別だ。しかし、塾の先生と言えどもいきなり質問をされて答えられる人は相当な腕前の持ち主なので・・・なるべく解答解説がしっかりしているもので勉強した方がいいだろう。
過去問を解いて力がつくのは、
見直し → 復習 → 暗記
までいかないといけないので、問題を解きました。7割合ってました。これだけでは駄目なのだ。
受験する大学の傾向をとらえるとは?
例えば、英語を例にとってみよう。
中央大学の文学部は以下のような問題構成になっている。
大問1 会話表現 4択
大問2 並び替え 選択
大問3 間違え指摘 4択
大問4 和訳
大問5 英作文 1問
大問6 長文
といった問題構成になっている。
もし君が国公立大学を受験するのではあれば、中央大学の問題はセンター試験と国公立2次試験を合わせてような問題ということがわかるだろう。
私立1本だとしても、和訳や英作文がある大学の受験はそんなに多くない。ので対策が必要だろう。
文法問題はとにかく落としてはいけないことがわかるので、文法中心に勉強が進むだろう。
次に明治大学の文学部の問題構成を見てみよう。
大問1 語句挿入 記述3問
大問2 語形変化 記述7問
大問3 長文 語彙問題6問 内容一致
大問4 長文 語彙問題5問 内容一致
大問5 語彙問題
もし君が明治大学の文学部を受験するのであれば、なんといっても「語彙力」が命題になる。ネクステや英頻に語彙や語形変化がまとまっているので、この単元はマストになるだろうし、普段の勉強でも意識して語彙を増やさなければならない。
一方、文法チックな問題は出題されない。まずは語彙力強化が求められるわけだ。
同じ文学部でも、これだけ傾向が違えば
勉強の優先順位
勉強の配分
勉強の計画・ペース
が変わってくるだろう。
もし中央の文学部が第一志望なのであれば、中央の文学部に近しい問題傾向の大学・学部を選んで受験をするべきだし、
明治大学の文学部が第一志望なのであれば、明治大学の文学部の問題に近しい問題傾向の大学・学部を受験すればいいのだ。
大学受験をするときに、問題傾向まで意識して受験大学を選択できている学生は少ない。
合格確率を上げる方法でもあるので、是非参考にしてくれ。
まとめ
東進の過去問には解説がない。
しかし、問題傾向を捉えるものとしては非常に優れているので、是非活用してほしい。
このブログでは、
東進に過去問が掲載されている大学・学部の問題に関してのみ質問を受け付ける。
以下のように記載して頂ければコメントを返すので、是非活用してくれ。
あなたの学年:
希望の大学・学部:
例:
高3
明治大学政治経済学部
このように記載して頂ければ、英語に関してはその学部の問題傾向と対策を返信する。コメント欄に書いてくれ。