いよいよ都立入試まであと100日を切った。都立高校の入試は最近は激化の一途をたどり、しっかりと勉強を積んでいかなければ受かることができない。トップ校ではもちろん、中堅以下の高校でも学力点が重要視されるようになり、当日で何点取れるかで受かるかどうかに直結する。
すでに過去問を解いている生徒、まだまだ勉強が進んでいない生徒色々いると思うが、残り期間はどれだけ勉強するかがカギだ。5教科の入試どれをとっても難しいが、こと国語に関してはどのように勉強すればいいか、というイメージを持てない生徒も多いだろう。今回は国語で1点でも点数をあげるために取るべき方法を教えていきたいと思う。
長文読解が苦手であったら・・・
入試問題だけあって、国語の都立入試の問題はほとんど長文読解である。
作文の問題、語句を使って短文を作る問題などもあるが、
70%くらいは文章を読み、そこから解答を出す問題だ。
そういった問題は、センスがある場合は別だが、
ちょっとやそっとで完璧に解けるようにはならない。
なぜなら数学や社会のように、分かりやすい解き方が定まっていないからである。
確かに、集団塾や個別指導塾で国語の授業を受講し、
先生から解き方を教えてもらえば出来るかもしれない。
ただ、そういったものを何もせずに解く!ってなったときに解き方なんて
分からないし、やる気もなかなか出にくいと思う。
とはいっても、入試は待ってくれないので、長文の解き方が分からない!
というときは、以下の参考書を使って解き方を覚えていくといいだろう。
この参考書以外にもっているのであればその参考書の解き方を覚えればいい。
何か1つのとき方にならって長文問題は考え、解けるようにしていこう。
ちなみに長文読解の仕上げは、言わずもがな実際の入試問題を解くことである。
入試前に必ず全年度の問題を解いて入試に臨もう。
とにかく漢字(読み)を完璧にしよう!
長文読解は苦手!でも国語の点数は上げたい!
というときに一番簡単な方法は、
漢字と読みを完璧にする
これである。
都立入試の大問1は最初に5問漢字、5問読みが出される。
1問の配点が2点で、漢字と読みだけでなんと20点も取ることが出来る。
これは相当に大きい配点である。
なぜなら100%中の20%が漢字からの出題であるからだ。
模試の点数が伸び悩む、国語の点数が伸びないというときは
まずは漢字を完璧にすることから始めたほうがいい。
「漢字は1~2問しか間違えていないから後回しでいいや」
と考えるかもしれない。
ただ、その1~2問で試験に落ちるかもしれない。
漢字はしっかりと勉強していけば、基本的には出来るようになる。
最初の20点をしっかり稼げば、それだけで楽になる生徒も多いのではないか。
国語自体に苦しんでいる!、という子はあと残り少ない日数ではあるが、
国語はしっかり漢字を勉強してほしい。
勉強するものとしては、学校や塾で何か参考書のようなものが配られているのであれば
それを覚えていけばいい。
ただ、何も持っていないという場合は、以下のようなものを使っていくといいだろう。
こういった何か中学レベルの感じの参考書や問題集を買って、
入試までひたすら確実に覚えていこう。
漢字検定を勉強している場合は、漢字検定3級の問題集でも大丈夫だ。
漢検の問題集の場合は、熟語の成り立ちなどは無視してもいいので
とにかく読みと感じを書けるようにしよう。
まとめ
・長文読解の方法が分からない
→参考書を読み、そのとき方を少しでも理解する
・漢字をマスターする
→これが一番手っ取り早く点数を上げる方法
以上の2点を行ってもらいたい。
第1志望校に行くために、大変だとは思うががんばってほしい。