学校の成績が下がったり、テストの点数が芳しくなかったりすると考え始めるのが『塾』だと思う。
現在巷にある塾は自立学習の塾だったり自習塾だったりと昔と比べるとはるかに多くの種類の塾が溢れていて迷ってしまうこともある。とはいっても大別すると『集団塾』と『個別指導塾』の2つの塾がメジャーな存在で、どちらかの塾に通う、という生徒が多いだろう。
集団塾も個別指導塾もどちらもメリットとデメリットがあるので是非自分にあう塾に通ってガンガン成績を伸ばしてほしいところだ。
費用的な面から集団塾に通う生徒が多いような感じもするが、費用だけで入塾を決定しまうと、成績が上がらなかった場合に時間や費用の面で高くついてしまう。
今回は集団塾に通って成績が上がる・上がらない生徒の3つの特徴についてご紹介しようと思う。
そもそも集団塾の授業の進み方とは?
昨今の集団塾は、集団塾といっても先生1人に対して5~6人で授業をするところや、
14~5人くらいでやるところなど人数の面で変わっているところがある。
しかし、授業の進み方については特別な授業方針を打ち出している塾以外は
内容にそこまで変わりはない。
基本的に集団塾は以下のように進んでいく。
■授業内容は先取り学習中心。
→レベルが高い塾だと学校の授業の1~3ヶ月くらい先の内容を学習していく。
■1回の授業時間は50分~90分くらい
→1~2年生のうちは英数国、3年生になると理社も追加して学習する塾が多い。
■レベル別にクラスを分けている塾もある
→定期的に入れ替えテストを行い、生徒の入れ替えを行っている場合も。
■宿題が個別指導塾に比べると多い。
→塾で出される課題をしっかりとこなして授業に臨む必要がある。
集団塾は本当にすばらしいところで、
しっかりと頑張ってついていける生徒やレベルの高い高校を目指す生徒にとっては、
まさに理想の場所であると思う。
集団塾は合格実績も素晴らしく、大手や中小の個人塾共にカリキュラムがしっかりとしているところが多い。
(もちろん体験授業などを受けて、どんな塾なのかは体験をしてから入塾してほしい。)
年度の途中から入る場合でも、努力とガッツさえあれば、ついていけないことはないので
やる気があり自分で勉強できる生徒には向いている。
集団塾で成績が上がる生徒・下がる生徒の3つの特徴
すでにお気づきの方もいるかもしれないが、それでは成績が上がる生徒の特徴を
3つまとめていこう。
集団塾で成績があがる生徒の3つの特徴
①授業で学習した内容を自分で復習ができる。
せっかく集団塾に通っていても、よほど頭のいい生徒でなければ、
学習した内容を復習しないと、次回に学習する内容が分からないままになってしまう。
もちろん、塾の先生に質問をして解決をしてもいいのだが、
塾の授業はどんどん進む。
その授業に遅れないようについていくのは相当大変だ。
そういう訳で、しっかりと自分で復習できるのが成績を上げる第1の特徴だ。
②出された課題を期限までに確実にこなすことができる。
これも成績を上げるために必要だ。
塾では毎週、もしくは長期休みの期間などに課題を提出される。
出された課題に対し、期限までにちゃんとこなすというのは
やってみると意外と難しい。
一回でできないこともあるだろう。ただ、諦めずに何度も学習し、
期限までになんとかやってやるぞ!という気概をもって確実にこなせるのが
2つ目の特徴だ。
③最重要:気合と根性で遅れないように自分から努力できる。
これが一番重要だ。
途中から入る生徒に良くあることだが、学校で学習している単元よりも
先の内容を集団塾では学習しているので、困惑してしまうことが多い。
そんな状況でもたじろがず、苦手な単元などがあったとしても
努力と根性でその状況を打破しなければならない。
また、すでに入塾している生徒でもわからない単元があれば、
自らそれを克服しなければならない。
こういった状況を克服するには、やはり気合と根性がどうしても必要になる。
塾の授業以外に自分で学習したり、先生に質問したり・・・・
そのようにして苦手単元や疑問点などを解決していければ、
成績もおのずと上がっていくだろう。
集団塾で成績が上がらない生徒の3つの特徴は?
これは先ほどあげた上がる生徒の特徴の逆である。
①学習した内容を復習しない
②出された課題を期限までに確実にこなさない。
③気合と根性がなく、自分で努力できない。
以上の点が当てはまってしまうと、
残念ながらカリキュラムや内容が素晴らしい集団塾に通っても
成績が上がらないだろう。
「レベル別に分かれていて下のクラスだからついていくのは大丈夫じゃない?」
と考える方もいるだろう。
確かに下のクラスであれば授業進度もゆっくりになるだろうし、
ついていくのも楽になるかもしれない。
ただ、そういった状況でも授業は確実に進んでいく。
分からないところがあって自分で努力して解決しようとするのと
しないのでは雲泥の差が生まれる。
分からないからできない、出来ないからやりたくない・・・・・
こういった負の連鎖が積み重なってしまっては成績が上がるはずもない。
集団塾に通っていて、定期テストで30点~40点ほどしか取れていないという場合は、
率直にいって集団塾についていけていないし、わかっていないところもかなりあるだろう。
正直、わかっていない状況で先生の話を聞いてもただ聞くだけで身にならないし、
費用ももったいない。
そういった場合は、出来るだけ早いうちに、
・奮起して努力する
・個別指導塾にいく
のどちらかの選択肢をとったほうがいいだろう。
まとめ
集団塾は何度もいうが素晴らしいところだ。
ついていければそれこそ勉強の環境も整っている。
授業についていくためには自分で努力する力が必要となる。
是非、集団塾に通って勉強する場合は自らを奮い立たし
負けずに頑張ってほしい。
転塾を検討中の保護者さんは『中学生の親向け!失敗しない塾選び3つのポイント。』の記事も参考にされてほしい。