受験期の体調管理は、受験勉強と同じくらい重要です。
特に、「今まで学校は皆勤だし身体も強いからへっちゃらだぜ!」と思っている人ほど危険なんです。
私も中学校~高校3年生の12月まで無遅刻無欠席の皆勤でした。ですので、自分は体が強い、風邪なんかひかないぜ!と思っていました。
しかし、受験勉強での無理がたたったのか12月半ばに溶連菌感染症にかかって学校を休んでしまいました。
皆勤が崩れ非常に悔しい思いをしましたが、それでも受験期にダウンしなくてよかったなとほっとする気持ちもあります。
このように受験期は夜遅くまで勉強したり運動などをしたりする機会が少なくなるので、身体の免疫力が下がっているのです。
受験期に体を壊さないためにも、体調管理は非常に重要です。
今回は、受験期における体調管理のポイントをまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
受験期の体調管理は超重要!?その理由は?
上でも述べましたが、受験期は身体の免疫力が個人差はあるものの落ちていきます。
熱心に受験勉強をすればするほど、夜遅くまでの勉強による寝不足、食事の偏り、運動不足などによる影響が出てきます。
受験期、特に受験の明暗を分けるともいわれる「高校三年生の夏」の時期、さらにはセンター試験や私大受験の最終準備期間となる1月などは一日でも休んではいられないほど重要な時期です。
高校受験においても、夏休みと1月、2月は体調を崩してはいられない時期ですね。
この時期に風邪をひいてしまうと、もちろん毎日やっている勉強がストップしてしまい勉強スケジュールに遅れが出てしまいますが、何より精神的な焦りが重くのしかかってきます。
風邪が治ったあとも「あれもできてない、これもできてない」とテンパってしまうと、効率の良い勉強ができずさらに遅れてしまうことになります。
また、冬はどうしても受験生の天敵である「インフルエンザ」や「ノロウイルス」といった短期間では回復できないような病気も蔓延してきます。
まさに受験シーズンの2月あたりに風邪をひいてしまっては目も当てられませんね。
こういったことにならないようにするには、予防も含めた体調管理、これしかありません。
ですので、体調管理は超重要です。
体調管理は生活リズムを整えることが大事?
体調管理は生活リズムを整えることが一番効果があります。
受験期は普段よりも睡眠時間が短くなってしまうことがほとんどでしょう。これは仕方ないことでもあります。
しかし、極端に睡眠時間を削りすぎるのは危険です。
最近になってようやく分かったのですが、私は4時間睡眠が3、4日続くとほぼ確実に風邪をひきます。
受験期に溶連菌感染症になったときも思い返してみれば4時間睡眠が続いていました。
個人差はあれど、睡眠が健康に及ぼす影響は計り知れないものがあります。
睡眠如何によっては翌日の頭の冴え方にも影響が出ますし、受験における隠れたポイントの一つにもなっています。
ですので、あらかじめ自分はどのくらい睡眠をとっていれば身体に影響が出ないかを調べておきましょう。
私の場合は6時間寝ていればとりあえず健康は保たれていました。
もし体調が優れず4時間程度しか睡眠をとれていない人は、まず6時間くらい寝てみてください。
「寝る間が惜しい!」と思う人もいるかもしれませんが、一度風邪を引いてしまうと1日、2日はほぼ潰れますし、精神的焦りも生まれます。
多少もったいない気がしても必要最低限の睡眠はとるようにしましょう。
また、インフルエンザの予防注射は可能であれば打っておいた方が良いでしょう。
長引かせないというのは一刻を争う受験勉強においてとても重要です。
ただし、かつて予防注射した後体調を崩したことがある人は気を付けなければなりません。
最悪打たないというのも手ではあります。そういった場合は後述するマスク着用など予防対策を万全にしてくださいね。
また、体調管理には「心の健康」というのも重要な要素の一つです。
受験期は普段とは比べ物にならないストレスが溜まっていきます。
友人の模試の成績は伸びているのに自分は伸びてない・・・とか、この日までに単語帳一周する予定だったのに半分くらいしかできてない・・・などなど悩みは尽きないものです。
ストレスを溜め込んでしまうと、当然身体面にも影響が出てきます。寝不足にもなりますし、食欲不振になることもあります。
ここから体調を崩し風邪を引いてしまったりしまうわけです。
ですので、受験期とは言っても「息抜き」は忘れないでください。
もちろん息抜きのカタチは人それぞれ違いますが、私の周りでも東大京大など超難関校に合格していった人たちは、必ず息抜きをしていました。彼らは主にスポーツなど体を動かしてストレス発散していたようです。
私も高校三年生の9月に、「夏休みに溜まったストレスの発散だ!」と思い切って好きなアーティストのライブに行ったりしましたよ。
身体を動かすこと以外にも、いつも勉強している部屋や自習室からちょっと離れて週に一度はカフェで勉強してみたり、週末は2、3時間街へ出て服を見に行ったりなど、環境を少し変えてみることも有効です。
ストレス発散の手段としてなら、ゲームだってアリですよ。ただしやりすぎは厳禁ですが!(笑)
私大の多くで受験が始まる、また高校受験がある2月からは、本当に体調には気を付けなくてはいけません。
大学の場合、自分の住む都道府県にある大学を受験するのであればあまり問題ないかもしれませんが、地方から東京の大学を受験しに行くとなると当然前日に東京入りして宿泊する必要も出てきます。
このような場合大きな環境の変化によって多大なストレスが溜まることがあります。
体調がもとから優れていないと、いざ受験当日になったときに風邪という最悪の状況もあり得ます。
2月からは体調管理を受験勉強同様、もしくはそれ以上に気を付けなくてはならないほど重要です。
マスクの着用も効果的!
受験期にとっても有効なアイテムといえばやはりマスク。
マスクはもちろんウイルス対策になりますが、呼吸時に湿度が保たれるという特徴もあります。
そのため喉が乾燥せず、風邪を引きにくい状態を作り出すことができます。
ところで、「マスクって息苦しくて嫌!」とか「わざわざつけるの面倒くさい!」といった人もいるのではないでしょうか。
実際私も息苦しさが耐えられないので長時間身に着けているのは辛いです。
電車通学の人であれば、電車内だけでもいいのでつけるようにしましょう。
想像以上に電車内で風邪をもらうことは多いです。
逆に人が多くないところでもらうことはあまりないので、マスクが苦手な人は「人が多いな」と思ったところだけ我慢してつけておけば大丈夫です。
また試験会場の暖房があまり効いていないということもあるので、あらかじめ厚着をしていったりブランケットを持って行ったりという対策は忘れないようにしましょう。
まとめ
受験期の体調管理は、勉強期から始まっています。
勉強をするのは、未来の為ですし、その未来を決める受験を経験することは、これから先の未来にとって大きな意味を持ちます。
自信を高めるために一番大切なことは、努力した結果が報われる経験をすることです。
がんばった努力が報われた経験をしていくと、次もがんばれると思えるようになるのです。
その受験が風邪で受けられない、なんてことになってしまうと、努力が報われるチャンスすら失ってしまうのですから悔やんでも悔やみきれませんよね。
ですので、体調管理は心身合わせてケアしていくことが大切です。
自分が体調を崩さない程度の睡眠は必ずとり、マスクで予防などもする。たまには息抜きも忘れないでくださいね。