ハテナ

昨今都立高校の人気が高まっている。平均倍率は約1,5倍と、3人受けたら1人は落ちてしまうほど競争が激化している。日比谷高校や国立高校などのトップ校では、倍率が2倍近く、もしくは超えてしまうこともめずらしくはない。度の都立高校を目指そうとも、他のライバルと戦って勝つ!、という前提のもと勉強を進めていかなければ合格を勝ち取ることは難しいだろう。

11月の終わり、そして12月に入ると3者面談で受験校の話をされると思う。そして同時に『仮内申』という受験に使う内申がどれくらいあるのかということも知らされると思う。

3者面談や仮内申で、「やっぱり第1志望目指すのはやめておこうかな・・・」、と思った生徒もいると思うがちょっと待ってほしい。

今回は志望校の内申点が不足しているときに、諦めずに目指すべきかどうか、ということについてアドバイスをしていこうと思う。

※本記事では都立入試の一般入試にのみ言及し、推薦入試については割愛する。

 

入試で1番重要になるのは当日点!

都立入試では、

調査書点(300点)+学力点(700点)

で高校に合格するかどうか決定する。

調査書点はいわゆる学校の通知表の内申点が影響してくるものである。

学力点は国数英社理のテストを受けて獲得した点数となる。

この2つの点を合わせて合格基準点を上回っていれば、

基本的に合格ということになる。

(基準点以上でも年度によっては受からないこともある)

具体的な調査書点と学力点の計算方法は、

以下の記事を参考にしてほしい。

【参考記事:5分で分かる!最新東京都立高校入試制度の必須知識

 

さてここで、都立の神代高校を受ける2人の生徒がいるとする。

Aくんはオール4という成績Bくんは5教科(3が3つ、4が2つ)、4教科(4が2つ3が2つ)

という成績だったとする。

するとそれぞれの換算内申は、

Aくん・・・4×5+4×4×2=20+32=52

Bくん・・・3×3+4×2+2×4×2+2×3×2=9+8+16+12=45

と換算内申に違いが出てくる。

この換算内申を300点満点の調査書点に変換すると・・・

Aくん・・・調査書点=52×300÷65=240点

Bくん・・・調査書点=45×300÷65=207,6923・・・=207点(小数点以下切り捨て)

と調査書点では33点ほど違いが出てくる。

 

都立神代高校は、平成28年度の男子合格基準が690点となっている。

※平成28年度受験用Vもぎ・進研テスト判定資料集参照

ここから計算していくと、

Aくんの当日に必要な点数=690-240=450点

Bくんの当日に必要な点数=690-207=483点

取れば合格できることになる。

上記の学力点は、あくまで700点満点で考えた時に必要な点数となるので

分かりやすく500点満点に変換したい。

※500点満点への換算方法

henkan

 

 

Aくんの450点・・・450×500÷700=321,428・・・=322点(1教科あたり64~5点)

Bくんの483点・・・483×500÷700=345(1教科あたり69点)

となる。

1教科あたりの点数をみてお分かりだと思うが、

調査書点で33点の違いがあったにも関わらず、

当日必要な学力点は5教科で20点ほどしか違いがない。

当日点と調査書点の割合は7:3なので、当日点がより重要となる。

つまり多少調査書点でハンデがあったとしても、

入試の出来次第で逆転は十分可能なのである。

どうしても第1志望に行きたい!けど、調査書点が足りない!

という場合でも、入試までの残り日数で頑張って勉強していけば

合格することもできる

もちろんご家庭の方針などでより確実に合格したいという場合もあると思うので

ケースバイケースだとは思うが、第1志望に関しては願書受付ぎりぎりまで変えずに

何とか合格するように頑張ってほしいと個人的には思う。

 

学校の先生はなぜ現状のレベルよりも偏差値が低い高校を提案するのか?

VもぎやWもぎの結果では十分合格可能なラインにいるのに、

学校の先生と面談をすると1~2ランク下の高校を受験したらどう?

と提案されるという話をよく聞く。

これには2つ理由がある。

1つ目の理由は、学校としては確実に高校に合格してほしい

という思いがあるからだ。

やはり学校側としては不合格者を出したくない。

そのため、受かるレベルの高校より1~2個下の高校を提案する。

先生からそう提案されるので、保護者の方や生徒自身も

「あ、第1志望無理なんじゃないか・・・」

という精神になってしまう。

2つ目の理由は、生徒の事を先生は学校でしか判断できないからだ。

学校の定期テスト、授業の様子、そういったもので先生たちは

「この子ならこの辺なら大丈夫そうだな。」

と判断をし受験校を提案していく。

外部で受けたVもぎやWもぎなどの結果を基準にして先生たちは

生徒達が持参しない限り見ることができない。

そのためやはり低め低めの高校を提案せざるを得ないのだ。

先生たちはわざと低いところを提案するのではない、

ということは頭に入れて欲しい。

※面談をするときには、VもぎやWもぎなどの

結果を持っていくといいだろう。

結局は自分の意思が一番大事

いろいろと書いてきたが、多少調査書点が低かろうと、

学力点が取れれば受かる。逆転は十分可能だ。

悩んだり迷ったりすることもあると思うが、

第1志望の高校にどうしても行きたい、というのであれば

その思いを大事にしてほしい。

先生に止められようと、受けたいならしょうがない。

結局は自分が受けたいと思ったら私自身は受けるべきだと思う。

(もちろん受けるからには残りの期間にめちゃくちゃ勉強して、

親御さんにその頑張りを認めてもらう必要がある!)

人生は1度しかない。後々後悔しないように、頑張れるときに

是非とも頑張ってほしい。