この記事では政治経済の勉強方法を解説します。
大学受験私立文系で社会を選択する時に、『おっ、政治経済って用語集こんなに薄いのか!』『暗記は苦手だから政治経済にしょう!』と、考えた事がある人も多いのではないでしょうか。
政治経済はセンター試験の受験者数を比べてみても日本史Bの3分の1の受験者数の教科です。
人数が少ないという事はライバルも少ないように感じますが、
向いている・向いていないが色濃く出る教科なので、この記事では政治経済に向いている人と政治経済の勉強方法について紹介します。
政治経済をわかりやすく解説しているブログは、『政治経済をわかやすくブログ』をご覧ください。
政治経済が向いている人
政治経済は日本史や世界史などの具体的な過去の出来事とは違って
抽象的、概念的な用語が多く出ます。
例えば、政治の冒頭で学習するだけでも、自由主義、民主主義、主権、国家、三権分立・・・などなど具体的なイメージが湧きづらい事柄が多いです。
暗記 < 理解
が重要となる教科のため、覚えるべき項目は少ないけれども、しっかりと腹の底に落とし込むレベルまで理解しなければならない教科でもあります。
理解が重視される教科のため、そもそも政治経済に興味がないと頭に入ってこない教科です。
理解が伴う教科ということは、理解力が必要なため国語力も必要です。
こんな人が向いている
- 政治経済に興味ある、政治経済学部に進みたい
- 読解力や理解力に自信がある
- 暗記の勉強よりも読んだり解いたりする勉強が好き
- テレビでよく政治や経済のニュースを見ていた
- 長い時間文章を読んでいても苦じゃない
- 上智と慶応は受ける気が無い
上記のような人が向いています。
上智大学と慶応大学は政治経済での受験ができないため、私立文系の方は最高で早稲田になります。
早稲田も受けられる学部は教育、商、人文科学、社学に限られます。
政治経済の勉強方法
前置きが長くなりましたが、政治経済の勉強方法について紹介します。
政治経済は理解が重要な教科だと説明しました。
そのため1つずつの単元を以下のように勉強すると効率が良いです。
勉強方法
理解する → 暗記する → 問題を解く
日本史や世界史であればひたすら一問一答を暗記していってから問題演習に取り組む勉強方法もありますが、
政治経済の場合は1単元ごとに理解する→暗記する→問題を解くを1セットとして取り組むのが良いです。
具体的に見ていきましょう。
以下の説明は1単元(or一括り)です。例えば法と国家を勉強する場合は、必ず3つを1セットでこなしましょう。
〇理解する
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政治経済の参考書で人気なのが『畠山のスパッとわかる政治・経済爽快講義』です。
こちらはほとんど話し言葉で書いてあるので、スラスラと読みやすいです。
ギュっとまとまっている参考書なので解説は少し少なめ。学校の教科書と資料集と照らし合わせながら読むの良いです。
『畠山』→『学校の教科書』→『資料集』→『用語集』
といった具合で使うと良いでしょう。畠山の講義でサラっと読んで学校の教科書で深く理解して、資料集でビジュアルを刺激しつつ、わからない用語は用語集で読んでみるといった具合です。
用語集は表現が難しいのでいきなり読んでも理解できません。
わからない用語を読んでみるといった使い方です。
〇暗記する
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次に暗記をします。
理解は暗記を助け、暗記は理解を助けます。なかなか暗記できない場合は理解が弱いという事です。
またしっかり暗記をする事で、せっかく理解した内容を忘れないようにできます。
1か月くらい経つとすっかり忘れてしまっていて、また1から勉強し直し!という経験をよくされるかと思います。
そうならないように一問一答で覚えます。
次の単元に進む時も、一問一答で前の単元を復習してからといった使い方をしたいですね。
一問一答は受験まで何度も使うと思いますから、1回目で完璧にする必要はありません。
2回目、3回目と何度もやった後から、漢字で書けるようにするなどします。
〇問題集を解く
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最後に問題集を解きます。
政治経済の場合はとにかくたくさん問題集を解いた方が良い教科なので、必ずノートに書いて何度も解きましょう。
何度も解いているうちに問題文まで覚えてしまいますから、細かいところまで理解が及びます。
上記は爽快問題集を紹介していますが、センターを重視している人はまずはセンターレベルの問題集にすると良いです。
11~12月の政治経済勉強方法
上記の勉強方法を何度も繰り返せば、だいぶ自信がついてくるかと思います。
11月以降はひたすら問題集を解いて、解けなかったところだけ復習する。
という勉強方法に切り替えていってください。
数冊こなしているうちに自分の弱点が見えてくるので、そこを埋めていく勉強です。
政治経済は覚える内容が少ないだけあって、ここをしっかりこなすと正答率が上がっていきます。
早稲田を受験する場合
早稲田大学を受験する場合は、時事問題が出題されます。
毎日のニュースをチェックしたり新聞を読んでいるレベルだと太刀打ちができないので、
予備校の直前対策に通うことをオススメします。
近くに予備校が無い場合は、映像授業などでも良いですね。
時事問題は各予備校の先生たちが毎年に出題傾向から、予測して問題を作ったり
ここ最近の政治経済のニュースについてわかりやすく解説してくれているので受けたほうがいいです。
3~4万円くらいの単科で受講可能なので、こちらはプロに任せましょう。
まとめ
この記事では政治経済の勉強方法を紹介しました。
政治経済を理解するためには以下のブログの解説が参考になるので、ブックマークしておくことをオススメします。