中学校の通知表の成績は非常に重要だ。通知表次第で受けられる高校が変わってしまうし、高校入試に受かるかどうかも変わってくる。
中学1年生の成績から入試で使われるところもあるし、中学3年生の2学期の成績が使われるとこなど都道府県によって違いはあるが、成績が重要なことに変わりはないだろう。
そんな通知表だが、生徒達と話していく中で、
「点数が80点だったのに成績が3だった!おかしいでしょ?」
「こんなにとってこの成績はひどいですよね。」
と成績の付け方についていろいろな意見を聞いた。
そういった話を聞く中で、私自身も成績の付け方について思う事とこうしたらいいのにな~と思う事があったのでそれについて書いていきたいと思う。
あくまで個人的な意見になるので、教育関係に携わる者がすべてこういった意見を持っているわけではないので
注意してほしい。
一番公平なのはテストの点数で判断することだと思う
成績は授業態度や提出物、テストの点数などが加味されて決められるものだが、
何を基準に、どのように成績を決めているかの基準は公開されていない。
それ故に、生徒からはなぜ成績が思ったより低かったのか、という不満だったり、
逆に何でこんなに成績がいいんだろう、という驚きが生まれる。
基準さえ公開されていればこういったことはないのだが・・・
こういった現状なので、生徒にとっては成績が公平に付けられている、
という感覚が少ないのではないだろうか。
確かに得をする子はいるが、逆に損をする子がいる。
人生がかかった高校入試があるのに、低い点数が付けられたらたまったものじゃない。
これらの点を改善するにうってつけの方法がある。
それはテストの点数で成績を決めることだ。
テストの点数ほど公平なものはない。
一目見て点数が分かるし、テストを受験したもの全員に平等な機会が与えられる。
例えば、85~100点が5、70~84が4、60~74が3、45~59が2、それ以下が1、
のように決めていけばいい。
学期によっては2回テストがある場合もあるので、
そういったときは2回のテストの平均で成績を決めたらいい。
これこそが誰がみても一番公平な方法だと思う。
しかし、この方法は絶対に採用されないと思う。
なぜなら必ずと言っていいほどテストの点数だけで成績を決めるのには問題がある、
という批判があるからだ。
・人を点数だけで見てはいけない
・学校生活の総合で成績は決められるべきだ
確かにこの点は最もだな~と思う。
いろいろな考えがあるので何が一番いいのかは決められない。
個人的に一番公平だと思うこの方法でも、現実的には実現できないだろう。
ではどのようにするのが一番いいのだろうか。
成績の基準を公開する
正直これしかないと思う。
基準さえ公開すれば、生徒からの不満や不公平感は生まれないと思う。
なぜなら何がどの程度の割合で、どれくらい達成できたら
どれくらいの成績が取れるのか一目瞭然だからだ。
これこそが現状で取り得る一番の方法だと私は思う。
この方法であれば、特に今までのやり方を変える必要はない。
基準さえ分かっていれば、生徒が何に注力して勉強していいかわかるし、
先生としてもなぜこの成績なのかという説明がかなり簡単になる。
(基準を公開してもおかしい!、という声は上がると思うが、
圧倒的にそういった声は減ると思う。)
だから個人的には今すぐにでも成績の基準を公開していくべきだと思う。
こうすることで、今まで成績で涙を飲んだ生徒も浮かばれると思うし、
今後同じような被害をこうむる生徒も減るはずだ。
まとめ
・個人的にはテストの点数だけで成績を決めるのが一番簡単で公平だと思う
→いろいろな意見があり、点数だけで生徒の点数を決めるのは難しい
・成績の基準を公開する
→何をどれくらいとればどの成績になるのかはっきりすれば、
不平や不満は生まれにくくなる
思うことがあればまたつらつらと書いていこうと思う。