高校1、2年生になると、学校から「オープンキャンパスに行ってみよう」と言われることがあるかもしれません。
オープンキャンパスとは、大学のキャンパスを学生(主に受験生)に向けて開放、さらには模擬授業や施設案内ツアーなど、大学がどんなところなのかを知ることができるイベントのことです。
ほとんどの大学がオープンキャンパスを実施しており、魅力的な体験授業やツアーが目白押しです。
あこがれの東京大学や京都大学、早稲田や慶應もオープンキャンパスを実施しているので、実際に中に入ったり大学生の人と話をしたりできますよ。
ところで、こういった大規模なオープンキャンパスは主に夏に開催されるのですが、人気の大学には非常に多くの人が集まります。
そこで今回は、
・オープンキャンパスには事前予約が必要なのか?
・どの大学のオープンキャンパスにいけばいいのか?
について詳しく話していきます。
オープンキャンパスは予約が必要?
そもそも、オープンキャンパスには予約が必要なのでしょうか。
まずはオープンキャンパスで毎年人気な東京大学のオープンキャンパスを例に見てみましょう。
東京大学では、オープンキャンパスに参加できる人を高校生に限定、さらに募集人数を6000人と定めています。
ですので予約が必要になります。
しかも東京大学のオープンキャンパスには毎年たくさんの応募が集まることから、予約開始日から遅れてしまうと予約がいっぱいになっている可能性があります。
また東京大学ではオープンキャンパスの企画の中にも事前申し込みが必要なものがあり、こちらは別途予約が必要になります。
オープンキャンパス自体は8月の頭に行われますが、予約は6月上旬~中旬のあたりで募集が始まります。
もし東京大学のオープンキャンパスに行ってみたい!という場合はこの予約開始日をネットで必ずチェックしましょう。
同じく国公立最難関校の一つ京都大学でも、そのほとんどで事前予約が必要となります。
一応予約が取れなかった場合でも構内に入ったり一部展示等を見ることはできますが、キャンパスツアーや模擬授業を受けるなど実際に大学を体験したい場合は予約をしなければいけません。
では次に、私立の人気校・早稲田大学のオープンキャンパスを見てみましょう。
早稲田大学は意外にもオープンキャンパスの定員を定めていません。
ですので、予約は不要です。
ですがその代わりに非常に混雑します。大学側は午前中が最も混み合うため午後からの来場を呼び掛けています。
また、慶應義塾大学は開催するキャンパスによって事前申し込みが必要なものと必要でないものがあります。
GMARCHでは青山学院大学が全日程で予約制、法政大学と明治大学は一部キャンパスで予約制、そのほかは必要ありません。
関関同立では事前登録の必要はないようです。
以上のように大学によって予約の有無は異なります。
ただし傾向として有名国公立大学はそのほとんどで体験授業やキャンパスツアーに対し定員を設けていることが分かります。
ですので国公立大学のオープンキャンパスに参加したいという人は予約の有無に特に注意してください。
どの大学行けば良いかわからない場合は?
どの大学に行けば良いかわからない場合はどうしたらいいのでしょうか。
本当は自分が行ってみたい、あこがれの大学を見に行くのが一番です。しかしまだ志望校が完全に決定していない、あるいは全然決めていないという人もかなり多いと思います。
実際、私も高校2年のときは、「この大学に行きたい!」という明確な考えはありませんでした。
どの大学に行けば良いかわからない皆さんは、まずは地元の大きい大学に行ってみてください。
出来れば国公立大学と私立大学をそれぞれ見に行くといいと思います。
また、地方に住んでいる人で夏休みに時間がとれるようであれば、東京大学のオープンキャンパスに参加してみるのも良いですね。
特に目指す大学がない場合はとりあえず日本の最高峰、東京大学を見てみましょう。
モチベーションアップにつながりますし、もしかしたら目標になるかもしれませんからね。
また、ほとんどの大学で学生の皆さんが「受験相談コーナー」を企画してくれています。
受験相談コーナーでは受験を経験してきたお兄さん、お姉さんが親身になって相談にのってくれます。
自分の興味の近い学部に行けば、「君にはあの大学の〇〇学部がいいかもね。」なんてとアドバイスをくれるかもしれません。
当日どんなところに注意して行けばいい?
予約等が完了し後はオープンキャンパスに行くだけになった場合、当日はどんなところに注意していけばいいのでしょうか。
基本的にオープンキャンパスは夏休みの時期(8月)に行われることが非常に多いです。
そのため夏のオープンキャンパスは、熱中症に注意してください。
夏の炎天下の中で大学の構内を歩き回ることになります。大学は場所によっては桁違いに大きなキャンパスのところもありますから、十分にケアをしないと熱中症にかかってしまいます。
水分や塩分をしっかりと補給できるものをものを持っていくと良いですよ。
ちなみに、大学側も熱中症を出さないようにうちわを無料で配っていたり、冷えたお茶を配っていたりすることもあります。
遠慮せずに使わせてもらいましょう。
また、私物の置き忘れには十分注意しましょう。
これは私自身が体験したことです。
高校2年生の時に行ったオープンキャンパスで、財布を学生食堂に忘れてしまいました。
学生食堂のカレーがおいしかったからかもしれません。
財布がないことに気が付いて、学生さんが用意してくれた企画を楽しむことも出来ずに、財布を探し回っていたことを今でも覚えています。
皆さんは、私のように忘れ物をして楽しめないなんてことのないようにしてくださいね。
オープンキャンパスは、とっても楽しいです。うっかりしていると忘れものをしてしまうかもしれません。お気をつけ下さい。
まとめ
大学の開催するオープンキャンパスにはできる限り参加してみましょう。
というのも、実際に大学に入ってみないとわからないことがたくさんあるからです。
これも私の体験談になってしまいますが、高校2年の時にはさほど興味なかった大学に、1年後受験生として入ったとき、構内の雰囲気が非常に自分に合っていたことに気づき、受験日当日になって猛烈にその大学に入りたいと思いました。
「もっと早く来ておけばよかった!!!」という後悔でいっぱいだったのを覚えています。
幸いその大学に合格できたので最終的には良かったのですが、オープンキャンパスに行っておけばもっと早くその大学の魅力に気づけていたわけです。
ですので、高校生のうちからオープンキャンパスに参加しておくと、自分にとっての「運命の大学」に出会えるかもしれませんよ。(笑)