塾と家庭教師どちらをやるべきなのか?
今回は、そんなお母さんのために塾より家庭教師が向いている子供の特徴をお伝えしたいと思う。
家庭教師にも興味があるが、少し敷居が高いと感じている保護者も多いだろう。学習塾であれば、近所にあるわけだから実体が目に見える。しかし、家庭教師の場合だと会社の中身が目に見えるわけではないので、心理的抵抗があるかもしれない。
実際のところは、学習塾に通うよりも家庭教師に来てもらって勉強をすることが向いている子供もいる。
検討中のお母さんは是非この記事を参考にしてくれ。
家庭教師会社の種類
まず、家庭教師といっても色々ある。
学習塾の方が最寄りで見かけることもあるので、種類は大体わかるだろう。実は、家庭教師も同じくらい棲み分けすることができるので、まずは、どんな家庭教師の会社があるのかを知ろう。
参考記事:
1、高額プロ家庭教師会社
何をもってプロと分類するかは別として・・・社会人のプロが教えている家庭教師の会社がある。
一昔前の家庭教師のイメージと言えば、これだろう。
金額はマチマチ。
週2回/90分:60,000円~200,000円
程度と、金額の幅はかなり幅広い。世間的には、難関中学受験、難関大学受験などにプロ家庭教師を頼む家庭が多いだろう。
継続的にプロ家庭教師にお願いするのは、経済的にゆとりのあるご家庭ではないと難しいだろう。
家庭教師の会社にはプロ家庭教師専門でサービスを提供しているところもあれば、学生の家庭教師がメインで一部プロ家庭教師のコースを提供しているところもある。
2、学生の家庭教師会社
大学生の家庭教師を派遣している会社もある。
学習塾も特に個別指導塾は大学生の学生が授業をしているので、学生だからといって特に大きくは変わらないだろう。
高校受験の場合では、学生の家庭教師を頼むご家庭が多いだろう。というのも金額的には、
週2回/90分:25,000円~40,000円
くらいの幅でできるからだ。この金額帯であれば、個別指導塾の金額帯と大きくは変わらないからだ。
家庭教師の会社は1時間2,000円~5,000円を支払い、家庭教師の会社が先生が1,500円~3、000円を支払う構図だ。
3、個人契約
会社を通さずに、個人契約にて家庭教師をお願いするご家庭もある。
例えば、知り合いや親戚のお兄さんお姉さんにお願いして教えて貰うケースだ。他には、地区センターなどの掲示板などで個人的に募集しているケースもある。
メリットとしては、金額が安くできることだ。
1時間1,500円~3,000円程度で授業料しかかからないので初期費用も掛からず始められるし、純粋に授業料だけ払えばいい。
4、大学の斡旋
大学の掲示板や大学の紹介で学生の家庭教師を紹介してもらうこともできる。
著者の私は早稲田大学の教育学部に在籍していたが、掲示板に路線・学年・性別・時給がかかれた案内がよくあった。現在、中央大学の学生にも聞いてみたところ、今もあるそうだ。
中学生ぐらいだと難しいかもしれないが、例えば子供がある大学に憧れがって将来はその大学に行きたい場合に、その大学の家庭教師紹介を受けるのも手かもしれない。
金額は個人契約とあまり変わらず、1時間1,500円~3,000円程度であろう。
以上がおおまかな種類であろう。
一昔前は個人契約が多かったようだが、最近では会社を通して家庭教師を申し込むご家庭が増えているそうだ。安心感というのも一つのキーワードであろう。
私が考える、会社の家庭教師のメリット・デメリット、個人家庭教師のメリットも紹介しておく。
◎会社を通して家庭教師を頼むメリット
・現任の先生が都合がつかなくなった場合に、すぐ引継ぎをしてくれる
・相性が合わない場合チェンジをしやすい
・先生が会社にて研修を受けている
・先生が会社に報告書を記入しているので、子供の状況を把握してくれる
・トラブルがあった場合に、先生ではなく本部とやり取りができる
◎会社を通して家庭教師を頼むデメリット
・金額が高くなりやすい
・本部が目に見えないため、親近感を持てない
◎個人で家庭教師を頼むメリット
・金額が安く済む
・知り合いに頼めば、気心が知れているので融通が利く
・先生と金額や時間帯、条件など交渉しやすい
・
◎個人で家庭教師を頼むデメリット
・交代が難しい
・現任が担当できなくなった場合に、また探さなければならない
・なぁなぁになりやすい
・直接現金のやり取りをするのに、心理的抵抗がある人もいる
以上が、家庭教師を頼む場合の大まかな種類だ。
前置きが長くなってしまったが、学習塾と違ってどこが良いか?とか、どういった会社があるのか?などが難しいケースが多い。だから、まずは家庭教師の種類をしっかりと知って欲しい。
さて、本題の家庭教師が向いている子の特徴についてお話ししよう。
塾より家庭教師が向いている子の特徴
1、サボり癖がある
ありきたりかと思うかもしれないが、「塾に行っていると思ったら、友達と遊んでいた」という子供は非常に多い。
特に中学生の男の子で、
ちょっとやんちゃな子
友達の誘いを断れない気の弱い子
なんかは、ちょっとしたきっかけで、親に嘘をついて塾をサボっている場合もある。
塾の入退室をメールで知らせてくれるところもあるし、個別指導塾であれば、欠席の場合は必ず保護者に連絡がいく。
しかし、集団塾や地域密着の地元塾などは、欠席した場合でも連絡が入らないこともあり、2~3か月サボっていた!なんてこともあり得るのだ。
家庭教師であれば、自宅に先生がくるのでそういった親の心配はなくなるだろう。
2、内気で話せない
中学生ぐらいの女の子に多いのだが、こちらが質問しても沈黙が続いてしまう子がいる。
意思表示がまったくできないタイプだ。
こういった子供は関係を構築するまでに時間が非常にかかってしまうので、家庭教師の先生に来てもらって2人きりの空間を作った方が良い。
意思表示が苦手な子供は、他の子供がいる環境よりも自分の空間にいる方が素も出るだろう。
塾の先生はなんだかんだ言って、いろんな生徒を見なければならない。
しかし家庭教師であれば、多くとも数人なのでじっくりと付き合ってくれるだろう。
3、全然勉強ができない
中学2年生で、小学生の計算もできない子は意外に多い。
そういった全然勉強できない場合には、塾だとほっとかれてしまう場合もある。
1:1の学習塾であれば、手厚く見てくれるケースも多いが、1:3以上の場合だと90分の授業内で、3人をバランス良く指導し、勉強ができない子をしっかり面倒見るのは難しい。
管理能力が非常に優れている塾であれば、話は別だが大概の場合は本人任せになってしまう。
4、物凄い勉強ができる
逆パターンも家庭教師が向いている。
自分の子供が物凄い勉強ができて、集団塾の授業レベルだと物足りない場合は家庭教師に来てもらって、どんどん先取り学習や難しい問題だけを教えて貰うのもアリだ。
頭の良い子は教科書の基礎レベルであれば、解説を読めばできてしまう。
その部分までもすべて時間を取って教えてもらうのはもったいないので、解説が必要な難しい問題や入試レベルの問題だけを家庭教師に教えてもらうのだ。
物凄い勉強ができるのと同時に、自分で勉強する習慣がある子に限る。
5、宿題や暗記をまったくやらない
学習塾で成果が出る子は、塾の宿題や暗記の課題を確実にこなす。
逆を言ってしまえば、塾に通っても宿題をやらなかったり、暗記の課題をこなさなければ成果は出ない。
これは家庭教師にも言えることだ。しかし、家庭教師の方がまだ面と向かって先生が指導するので、やっていない場合は一発でバレるし、先生が時間を取って一緒に暗記のテストをしてあげることもできる。
集団塾であれば、単語テストなどの小テストがある。しかし、1人1人がやっているかどうかまでの確認は難しい。
個別指導塾の場合は、単語テストや小テストなどが無い場合が多い。授業内でやってしまうとほとんど、指導の時間が取れないからだ。
家庭教師の場合は、先生の力量にもよるが、長い時間を取れば確実に小テストをこなしてくれるだろう。
自分の子供が課題や宿題などを全然やれない場合は、お金はかかってしまうが、なるべく長い時間先生に来てもらった方がいいだろう。
まとめ
高校受験にて塾より家庭教師が向いている子供の特徴について紹介した。
家庭教師は少し敷居が高いように感じてしまうが、個別指導塾と同じくらいの金額で受けることができる。
上記に紹介した子供の特徴に当てはまる場合(個別指導塾に通ってもダメな場合)は家庭教師の体験授業を受けてみるのもどうだろうか。