こんにちは!
勉強サークルです。
みなさん英語学習の際に音読はしているでしょうか。
某予備校のCMでは「英語は音読が全てだ!」なんて言い方をしていますが、実際のところは英語の音読にどれくらい効果があるのでしょうか。
文系でも理系でも受験に必須なのが英語ですね。
数学が苦手なら数学を避けたり、国語が苦手なら国語を避けたりといった受験校や受験方式を変更することは上位校でも可能なこともあります。
しかし英語の場合はそうもいかないですよね。
英語受験を避けようとするとAO入試や指定校推薦、またはかなり下位の大学で1科目受験で良いというようにかなり選択肢が狭まってしまいます。
ですからもし英語が苦手という方がいたら、得意とまで押し上げる必要はないですが(得意になればとても強い)、苦手ではない程度になっておくことが大学受験の際は重要です。
かくいう筆者は英語がとても苦手だったのですが、音読をすることで苦手意識が遠いたという経験があります。
そして最終的には安定した得点源になってくれた経験があるので、今回は私自身の経験を書きつつ音読についてご紹介したいと思います。
英語の音読はどれくらい効果があるのか?
英語を音読することによる是非はあると思いますが、私個人としては苦手な人にとっては絶大な効果が、普通~得意の人にとってもある一定の効果があると考えています。
私がその良い例で、高校2年生の冬当時、私の英語の成績は10段階中4(私の高校では4以下は苦手科目扱い)でした。
センター模試の英語では筆記が200点満点で70点程度、リスニングは分かるわけがないと思い寝ていたので0点という残念な結果でした。
その私が実際に英語の音読をすることで(もちろん音読「だけ」をすれば良いという悪徳業者みたいな言い方をしているわけではありません)、センター試験では筆記198点、リスニング50点満点という結果を残すことができました。
音読「だけ」でこの点数を取れたとは言いませんが、音読の貢献度はかなり高かったことは確かです。
ではなぜそんな英語が大の苦手だったのにもかかわらず、音読をすることで飛躍的に点数を上げたのか。
次からはその詳細について紹介をしていきます。
英語の苦手な人ほど音読は大事?
英語の苦手な人ほど音読は大事です。
ここで英語が苦手な人に考えてほしいのですが、英語の中でも「何が」苦手かを分かっていますでしょうか。
- 単語力がない
- 文法が分からない
- 文章が読めない(国語力も関係しますね)
- 英語の試験の頻出テーマが分かってない、リスニングが聞き取れない
- そもそもアルファベットが苦手で見ているうちにゲシュタルト崩壊を起こす
と原因は様々だと思います。
ちなみにゲシュタルト崩壊というのは文字が変形して見えてしまうという現象です。
私の場合は今考えると上記の全てに当てはまっていました。
そうして、英語が苦手という人は大体全部当てはまる人が多いのです。
そんな人が英語を勉強しようとするとどこからやりますか?
大体単語から始める人が多いと思います。
単語をある程度頭にいれることができれば点数は稼げますからね。
そんな単語を覚える時に効果的な方法は圧倒的に音読です。
紙に同じ単語の綴りを何度も何度も書くよりも音読の方が早く何度も繰り返すことができます。
また、大学受験に関しては英作文でスペルが少しくらい間違っていてもそんなに減点されることはありません。
なぜかというと単語のスペルよりも文章構成力の方が大切なためです。
むしろ適切な単語が出てこない方が致命的です。
音読で何となく頭に入れてしまう方が圧倒的に数を稼げるので、実際の英語の試験では見たことがある、聞いたことがある単語が一気に増え、文章も読みやすくなります。
単語の意味がなんとなく分かるだけで英語への苦手意識は払拭されるので、英語が苦手な人ほど音読をすべきです。
英語の音読をすることのメリットは?
下に考えられるメリットを箇条書きで挙げてみます。
- 1回の音読であらゆる方法で英語を頭に入れることができる(目、口、耳)ので定着しやすい
- 書くより圧倒的に早いから何度も繰り返すことができて、忘却曲線の上の方で維持できる
- 眠くなりにくい
- 立ったり歩きながらでもできる(身体を動かしながら勉強するというの血流が増えて効果的です)
- 自分が言いやすいアクセントが大体正しいアクセントなので一々アクセント問題を覚えなくて良い
- リズムや抑揚が自然と身につくのでリスニングでも聞き取りやすくなる
- 細切れの時間でもできる(通学中、トイレ、お風呂、休憩時間など)
- 1回の定期テストの範囲くらいなら全部覚えられるから定期テストなら満点がとれる
- 量をこなすことで英語の試験で好まれる頻出テーマへの理解も深まり、文章を読みやすくなる
ざっとこのようなメリットがあります。
何よりも英語を音で覚えるというのはとても重要なことです。
日本語でも文字以外に言葉で会話をするのと同様で、英語も日本語と同じ”言語”です。
言語は書く葉だけでなく話して利用されますので、それを想定した場合にも音読学習は重要となってくるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
英語は受験の時にどうしても避けられないからこそ、苦手な人はせめて苦手じゃない程度にしておく必要があります。
英語のせいで志望校を落としたり、受験に失敗してしまって、やりたい勉強ができなくなることは避けたいですよね。
英語は英語を専攻する人以外の人にとってはただのツールです。
海外の論文を読んで勉強するため、自分の研究成果を発信するための手段でしかありません。
そして英語が世界共通語に近いところまでになっている背景には、英語が比較的簡単な言語であることも起因しています。
この文章を読むことができる程度の日本語を習得しているあなたであるならば、英語はそんなに難しくないはずです。
実は日本語の方がよっぽど難しいですからね。
だからこそ英語が苦手という方にもその考えを捨て、受験英語”ごとき”で挫折しないでほしいのです。
そのための英語の音読です。
その効果は絶大なものがあります。
そして一度獲得した英語の得点力はあまり下がりません。
ですから、どの教科から勉強して良いか分からないという人はまず英語から、さらには音読から始めましょう。
英語の点数は爆発的には上がりにくいので直前に一気にやるべき教科ではありません。
こつこつ毎日音読をすることで受験の得点源にして受験に打ち勝ち、行きたい大学でやりたい勉強することができることを願っています。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。