小学生の子供を英語の塾に通わせる時の注意点と選ぶポイント

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現在、小学校5~6年生にて英語が必修となっている。

小学生での英語の必修化は小学校3年生に引き下げるべきなどの議論が出ており、「留学必修化」「大学入試へのTOEFL導入」などの流れから今後も英語の必要性が増してくるだろう。

政府は本気で英語の教育に力を入れている。これは疑いようのない事実だ。保護者にとっては、自分の子供の英語力を心配して、英語の塾に通わせるかもしれない。今回は、英語塾を選ぶ時のポイントについてお話ししたい。

 

英語塾選びの目的は?

まず、保護者の方に考えて欲しいのは、「英語塾に通わせる目的」だ。

この目的がしっかりとしていないと、失敗する。小学生の場合は、英語塾に通わせる目的は大分すると2つになるだろう。

 

1、英語を話せるようになって欲しい
2、中学校の英語で困らないで欲しい

 

間違っても、「英語を好きになってほしい」という抽象的な目的で塾に通わせてはいけない。

どこに通わせて良いかわからなくなり、最終的にはフィーリングで塾選びをしてしまうからだ。

 

これから、それぞれの目的にあった塾選びをご紹介するがこんなストーリーを紹介したい。

 

ここから________________________________________________________________________

誠くんが塾で英語の体験を受けたのは、小学校6年生の2月。中学に入る前に少し文法をやっておきたいとのお母さんの意向でした。

実は誠くんは、小学校4年生から英語教室に週2回通い英語を習っていたのです。ですから本人も「英語は得意!大好き!」と、張り切って体験を受け、お母さんも「うちの子、

英語だけはできるから~」と意気込んでいました。

 

しかし体験を受けてみると・・・

 

「ABCDEFGHIJK… (あれっ) L… N?M??」

I have some books. (否定文にしなさい)

「I have not some books!!(自信満々)」  答え:I don’t have any books.

 

そうです。2年間も英語を習っていたのに、読み書きがまったくできなかったのです。

これにはお母さんもショックの色を隠しきれませんでした。

 

あんなに得意だと思っていた英語が「感覚的に」習っていたばかりに…。

逆に中学生の文法チックな内容が全然受け入れなくなってしまい、自尊心を傷つけてしまいました。

誠くんは一点英語が大嫌いになってしまい、中学校では3しか貰えなくなってしまいました。

 

_______________________________________________ここまで

 

上記の例は少なくない。

何を物語っているかおわかりであろう。

 

 

では、英語塾に通わせる目的と向いている塾を見ていこう。

 

1、英語を話せるようになってほしい

子供に英語を話せるようになってほしい!と明確な目的がある場合はご家庭は気合を入れなければならない。

英語を話せるようになってほしいのであれば、ECC、ベルリッツ、Coco塾、Novaなどの英会話塾を選ぶべきだ。

そして、なにより大変なのが、週に1回通った程度では英語を話せるようにならないという点だ。
とってもザックリな計算だが、1日8時間睡眠として、起きている時間は1日16時間。

1週間が7日間だと112時間は日本語で生活しているわけだ。

その112時間のうち、たったの1時間~1時間半程度、英語を話すだけでは会話は身につかないのだ。

 

他の習い事で考えればわかりやすい。

ピアノのレッスンだって、週1回のレッスンでもレッスンの無い日に物凄い練習をしなければ上達はしない。

本格的にスポーツをしている場合は、週5~6回練習に通っている子も少なくない。

それで初めて結果が出るのだ。

 

 

言語であれば、なおさらだ。

英語を本当に話せるようになって欲しいのであればレッスン以外の日に物凄く練習するか、レッスン自体を週5~6やるべきであろう。

それができないのであれば、少し英語を習ったくらいでは話せるようにはならない。週1のレッスンも砂漠に水をまくようなことになってしまう。

 

結論:

英語を話せるようになって欲しいのであれば、レッスン以外の日も毎日練習をするか、レッスンを週5~6みっちりやろう。

それができないのであれば、もったいないから辞めた方がいい。

 

 

 

2、中学校の英語で困らないで欲しい

このニーズの場合は、英会話中心の塾ではなくて、英文法中心の塾を選ぼう

安価に済ませたいのであれば、公文やLeptonを導入している塾がいいだろう。
公文やLeptonは書く力に重点を置いているので、中学生の勉強につながりやすい。

公文の英語

 

Leptonの英語

どちらを選ぶかは子供に体験授業を受けさせて決めさせればいいだろう。どちらも中学校の英語で結果を出すことに直結する。

公文の方がより文法寄りだと言えるだろう。

しかし、上記にもデメリットはある。あくまで「自立学習」的な面が強いので、自分の子供が積極的に学習するタイプでないと厳しい。

暖簾に腕押し状態の性格であれば、通ってもボーっと時間を過ごして終わってしまうだろう。

 

その場合は個別指導塾という選択肢もアリだ。

 

集団塾の場合だと、受験に向けての授業ラインアップがメインのため、まだまだ小学生用の授業を集団で提供している塾は少ない。

そもそも自立学習が向いていない生徒は集団塾に通っても結果は出ないだろう。

そこで、個別指導塾で小学校4~6年生の間から、中学1年生内容を予習するのだ。個別指導であれば、先生が横について手取り足取り教えてくれるので、まだ英語を文法のアプローチから体系的に勉強していない小学生には向いているだろう。

しかし、英単語は自分で暗記していかなければならないので注意が必要だ。

個別指導塾に通う場合は、通っている時間は一緒に文法の読み書きを習うが、英単語の暗記は自宅で行うことになる。公文やLeptonは授業内で書きの練習があるので、どの点を重視するかによるだろう。

 

金銭的な面を無視すれば、Lepton・公文と個別指導塾を組み合わせると結果は出やすいだろう。

 

結論:

中学の英語につなげるのであれば、読み書き中心の塾がいい。

公文やLeptonでは読み書きの訓練ができるが、あくまで自立学習になる。個別指導塾でみっちり文法を教えてもらうのも良いだろう。

 

 

小学校英語と中学英語の歪み

 

先述した誠くんの例は、全然珍しくない例だ。

実際のところ、「昔、英語の塾に通っていたのに、なんでうちの子英語が全然できないのかしら・・・」と首をかしげる保護者も少なくない。

そして、多くの中学生が学校の英語を「嫌い」になる。英文法で一度つまづくとその後の授業も何もわからないからなのだ。

 

なぜ、このようなことが起きるのだろうか?

 

それは、現在小学校5~6年生の英語の授業が「会話中心」で構成されている点にある。読み書きは少ない。

つまり、小学校では、英語を使った遊びだったり自己紹介だったりをする。学校の授業では、CDを聴いたり、外国人のALTがゲームをする。そのため、私が知っている小学校6年生は10人中8人がアルファベットをちゃんと書けない。

 

しかし、中学校の英語になると「文法」が中心になる。読み書きばかりだ。

昔と比べると文法チックな要素は減ってきてはいるが、それでも日本人である以上文法を理解しないと英語がわからなため、教科書に付随したワークなどで文法を習う。

 

ここで、また問題が起きる。

 

出口である高校受験では、「長文」「リスニング」「英作文」が主に出題されるのだ。

都立入試の過去問を見れば、いかに「長文」が多いかがわかる。そして100点満点中20点は英作文が占めている。

 

小学校:会話がメイン
中学校:文法がメイン
高校受験:長文がメイン

 

と、それぞれにおいて目的や内容が異なっているのだ。

 

だから、小学校の時に「中学校で英語に困らないために」と英会話中心の塾に通わせても失敗するのだ。

理由がわかっていただけたであろう。

 

 

 

まとめ

 

英語の塾を選ぶ時は、目的をしっかりと持って選ぶべきだ。

個人的には、中学・高校とペーパーテストでの結果を求められるのであるのだから、文法・読み書き中心の学習を小学生のうちからやらせるべきだと思う。

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