私は紙辞書支持者だ。
私が高校生の時はすでに電子辞書を持っている学生も多く、ジャパネットたかたさんでも高機能で、さまざまな辞書が売られていた。ご多分に漏れず、私自身もターゲット1900やターゲット1000が収録されている電子辞書を使っていたが・・・・
それでも紙辞書の優位性には勝てなかった。さまざまな価値観があるので、持論として受け取って欲しい。そして紙辞書の使い方についても紹介したい。
電子辞書vs紙辞書
電子辞書のいいところ
・持ち運びが便利
・調べるまでが速い
・多機能
紙辞書のいいところ
・周りの単語も一目で入る
・書き込んだり、付箋が貼れる
・成句も一目で入る
電子辞書にも紙辞書にもそれぞれの利点がある。
実際のところ、私は紙辞書と電子辞書を併用していたので、それぞれのメリットを活用していたと言えよう。私が紙辞書を愛している点については以下で紹介した。
紙辞書の方がいいと思う理由
私が紙辞書の方が優れている点は以下の通りだ。
この点で優れているという意味は、「大学受験の勉強にといて」という意味だ。勉強の効率がよくなるので、私は紙辞書を愛していた。
1、様々な情報が入ってくるので接触回数が増やせる
紙辞書は、abcdefghijk…と頭の中でアルファベットを唱えながら引かなければならない。
例えば、「reason」という単語を調べるだけでも。reの欄を順に見ていくことになる。すると「reach」「ready」「real」「realize」「really」などなどその他の単語も同時に目に入ってくるので、純粋に接触回数が増えるのだ。
辞書は1つの単語を引くのに、1つだけでは済まない。これが電子辞書だったら、打ち込むとその単語だけピンポイントで出てきてしまう。
調べる行為を100回、200回、300回・・・と繰り返していくうちに様々な単語が目に入ってくる。
しかも、紙辞書の良い点は重要な単語は大きく書いてあるので、自然と頭に入ってくるのだ。
もちろん時間がかかるというデメリットがあるので、受験ギリギリのシーズンは電子辞書を使うことをオススメする。
しかし、君が高校1~2年生や3年生の夏休みくらいであれば、地道に紙辞書で調べていく方がいいだろう。本当に色んな単語が目に入ってくるからだ。
2、書き込めるので接触回数が増える
紙辞書には書き込むことができる。
私は紙辞書で2回以上引いた単語は蛍光ペンでマーカーを付けるようにしていた。もちろんofとかonとかinとかの細かい用法を知りたい単語は別だ。
「自分が長文や文法問題で出てきた単語で知らないもの」(例:representative)
を2回以上引いた場合は、蛍光ペンでマーカー。
するとどうだろうか。調べるための辞書が、「自分の苦手な単語が一目でわかるもの」に代わる。2~3ヶ月も辞書を使っていると平気で200~300くらいの蛍光マーカーが引かれているのだが・・・
1で述べたように、知らない単語を引く時に蛍光マーカーが自然と目に入ってくる。
だから、「自分の苦手な単語」を何度も何度も見る機会を作ることができるのだ。
これが電子辞書だったら、そううまくはいかない。
私自身、電子辞書で同じ単語を何度も何度も調べてしまったことがあるし、電子辞書だとグループ分け機能などがあっても、「自然と」目に入るのは難しい。
3、成句・例文が豊富で目に入る
電子辞書の場合は、小さな画面でスクロールしなければいけないので成句にまで目が届かない。
1つの単語を引くと、その単語だけで満足してしまう。
しかし、紙辞書の場合だと見開き1ページにかなりの情報が目に入ってくるので、成句や例文の豊富さに目が届く。そして実際、紙辞書の方が電子辞書より例文が豊富なのだ。
英単語は結局のところ、実際に使えなければ意味がない。
文章中でどのように使われているのか?を理解しながら、英単語を覚えていくことができれば、次の段階に進むことができる。
紙辞書であれば、例文や成句が自然と目に入ってくるので、毎回1文でも読むようにすれば、物凄い力がつくはずだ。それが100回、200回となれば・・・もう言わなくても大丈夫かな。
紙辞書のいいところは・・・
今の私の説明で、紙辞書の優れている点は「目に入る」という点だということにお気づき頂けたと思う。
結局、紙辞書は能動的に積極的に、かつ手間をかけて使わないといけないので、さまざまな情報が目に飛び込んでくるのだ。
それを1~2年繰り返し使っていけば、100回200回と見た情報なので、自然と覚えてしまうというわけだ。
これがなんとなく使用しているだけでは絶対に頭に入ってこない。
・例文を1題は読む
・成句にも目を通す
・2回以上引いた単語は蛍光ペンでマーカーをつける
こういったルールを自分で設ければ、1冊の辞書から物凄い量の知識を吸収することができるだろう。
まとめ
紙辞書は最高だ。