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あなたは中学受験をさせるかどうか悩んでいるだろうか?

地域にもよるが、小学生をお持ちの保護者であれば、周りの子供達が中学受験をするらしい等々の話を聞いて中学受験について一度は考えたことはあるかもしれない。

特に私立の中高一貫校出身の保護者は自分の子供を私立の中高に通わせるケースが多いようだが、目的とメリットをしっかりと把握した上で、検討するべきだろう。

 

今回は過去10年間に渡って私立の中高一貫校に通っている生徒や保護者、そして教員と話をしてきた筆者が中学受験のメリットについてお話する。

 

中学受験のメリットとは?

中学受験をさせるとなると、3年間の学習塾費用と6年間の学費がかかってくる。

すべて公立であるのと比べると500万円~1,000万円程度上乗せして教育費を支払うことになるので、しっかりとメリットを把握してから受験をさせた方がいいだろう。

そのメリットについて把握していこう。

(ここでは中堅以上の私立中高一貫に通わせる場合についてお話する。)

 

1、大学受験が圧倒的に有利

この点がもっとも意識すべき点であろう。

結局のところ、中堅以上の私立中学に通わせる意味とは最終的なゴールである大学受験になるだろう。

大学受験に有利な点は以下の3つだ。

 

①先取り学習

中堅以上の私立中学高校であれば、高校1年生修了時、高校2年生修了時にすべての学習内容を終わらせる。

残りの期間はすべて大学受験に特化した内容になる。過去問を解いたり、先生が実践的な問題演習をしてくれる。

私が指導を担当していた私立中学は中学2年生からすでに高校1年生の数学ⅠA内容を学習していた。公立高校の子達が私立中高の子達がまともに戦っても勝てないことがわかるだろう。

 

②宿題や小テスト

私立中学は宿題が物凄く多い。

英語であれば、次回の授業までに全訳を書いてくる宿題や作文をいくつか作ってくる宿題がある。計算内容であれば、基礎計算は自分でできて当たり前くらいのペースで授業が進み宿題が出る。

小テストもなかなか手ごわい。毎回、英語の作文や数学の計算を『朝テスト』として実施している学校もあるくらいだ。

つまい、公立の中学生と比べて勉強を強制的にしなければならない環境があるので、勉強の習慣がつきやすいわけだ。

 

③教師の質

公立中学や高校では先生の異動がある。

私が高校の時の英語の教師が漏らしていたが、偏差値の低い高校に何年間かいてから、難関校に異動になることもよくあるそうだ。

その教師は偏差値が低い高校や中学校の教師を何年かしているうちに大学受験レベルの難しい内容はかなり鈍ってしまうと嘆いていた。

確かに5~6年も中学の教師をしてから、いきなり高校の教師に復活しても数年間毎年大学入試の過去問に触れているのも難しいだろう。

 

一方、私立の場合は基本的に異動はない。

難関私立に在籍している教師はずっと在籍することになるので、毎年大学受験の対策をしているわけだ。

しかも私立中高の方が実力主義が横行しやすい。

以上の点から、大学受験をする時に圧倒的に有利な状態で臨めるわけだ。

もちろん私立中高の学校の授業内容についていくのは簡単ではない。上記の例は入学後もサボらず学校の授業にしっかりとついていければ・・・という前提だ。

学校の授業にまったくついていけずに、落ちこぼれてしまう生徒もいる。むしろ、私立中高は大学受験の実績を出さなければならないので、全体生徒の上位2~3割をターゲットに学校の授業を展開している節もある。なんだかんだ、入ってからも大変なので、中学受験がゴールにならないように心がけよう。

 

 

2、客層がいい

 

私立中学に通わすご家庭の中で意外に多い理由が『客層』だ。

公立の中学の場合は本当にいろんな子供が親が学校に通い、通わせることになる。派手な子もいれば、地味な子もいて、学習障害の子もいれば、公立高校のトップを目指すような子もいある。

保護者も同様だ。年収が200万円程度のご家庭もあれば、年収1000万円超のご家庭もある。常識のあるご家庭もあれば、常識の無いご家庭もある。多様性が非常に高いのが公立中学だ。

 

一方、私立の場合は、同じような年収で同じような価値観のご家庭が集まるため、そういったところに価値を感じるご家庭は少なくないようだ。

中学受験をする家庭が多い地域と少ない地域に分かれるのは年収が大きいだろう。

 

もちろん、何に価値を置くかは人それぞれだが、私立中学に通わせるご家庭を『客層がいい』と考えている親が多いのも事実だ。

 

まとめ

今回は私立中学の中堅以上に通わせるとう前提で中学受験をするメリットについてお話した。

なんだかんだ言っても大学受験でのアドバンテージが大きなメリットであろう。

「教育費を追加で500万~1000万円払うなんて馬鹿らしい」
「500万~1000万円で、一流大学に通う確率がグンと高くなる。生涯賃金を考えれば安いものだ」
「自分の子供には高い教育を受けて欲しい」

本当に様々な価値観や考え方がある、

 

ご自身の価値観や考え方にしたがって、上記2つのメリットについて考えてみて欲しい。