私は日本史が大得意だった。

お恥ずかしながら、高校3年生の5~6月時点では「源頼朝」も読めず、東京裁判すらまったく知らないほど日本史には興味が無かった。

しかし、自分で試行錯誤し勉強方法を掴んでからは日本史の偏差値はメキメキあがり、MARCHレベルの日本史の問題ではわからない問題はほぼ無かった。それもこれも日本史B一問一答のおかげなわけだが・・・受験生にインタビューをすると一問一答を完璧に使いこなせていない生徒が実に多い。

そこで、今回は日本史一問一答のオススメ活用方法を紹介する。

 

オススメの日本史一問一答問題集

私が、受験生の頃には日本史と言えば山川出版だったので、私は山川の日本史一問一答を活用していた。

しかし、今からもう一度受験をするのであれば、間違いなく旺文社の「一問一答日本史Bターゲット4000」を使うだろう。

基本問題 1430
標準問題 1530
応用問題 1040

に分かれている。

この一問一答の優れている点は、ステップが3つに分かれているため、基本レベルで縄文~現代(通史)、標準レベルで縄文~現代(通史)、応用レベルで縄文~現代(通史)と深く深く勉強していくことができるのだ。

結局のところ、入試で良く出題されるのは江戸時代以降なわけであって本来であれば江戸時代以降に学習の労力を注力するべきだ。

しかし、われわれ日本人は律儀にも最初からやりたがるので、最も重要な部分が疎かになってしまうことがある。

 

この一問一答を使えば、基本レベルで通史をざっと終わらす。

次は標準レベル・応用レベルという具合に通史を3回扱うことができる。しかも、自分の受験する大学のレベルによって使い分けることができるので、オススメなわけだ。

 

一問一答の勉強方法

 

ターゲット4000を完璧にするのは簡単ではない。

なぜなら忘れるからだ。

ターゲット4000をどれを聞かれても答えられるレベルまでもっていくには、接触回数を圧倒的に増やしていくしか方法はない。

「自分は忘れやすい」「忘れる前に復習をしよう」「とりあえず100回はやろう」こういったマインドセットが重要なのだ。

 

一問一答の勉強ルールは以下の通りだ。

 

①用語集や教科書を広げておく
②1日に4~5回は同じページを暗記する
③数日間連続で同じページを暗記する
④1ヵ月後に覚えているかどうかチェックする

 

 

①用語集や教科書を広げておく

まず、日本史の一問一答を使い始めた人には共感してもらえると思うが・・・

初見が最も覚えるのに時間がかかる。

そんなもんだから、安心してほしい。初めて覚えるページに関しては、なかなか覚えるのに時間がかかるし、頭に入ってこない。なぜなら初めて見て聞いた出来事だからだ。

 

そこで、人間の暗記のメカニズムを理解しよう。

 

無作為な数字の列   589350174591
意味のある語      ひとよとよにひとみごろ

 

どちらが覚えやすいか?と言えば、圧倒的に後者だ。人間は理解しているものは覚えやすい。だから、初見で一問一答を暗記し始める時は、必ず教科書と用語集を広げて、読みながら理解しながら暗記をしていってくれ。

目の前に広げて置いておけば、すぐに参照しながら暗記ができる。

 

 

もし、あまりにも時間がかかってしまうようであれば思い切って、1日のノルマを減らした方がいい。

1日5ページずつ進んで、100ページ到達したころに全然覚えていないよりも

1日2ページずつ進んで、40ページ完璧に覚えている方がはるかにずっと良いからだ。日数は同じ20日間でも、まったく結果は違う。

 

②1日に4~5回は同じページを暗記する

暗記物を夕方からやり始めるのは愚の骨頂だ。

私も試行錯誤をしている途中で勉強の効率が良くなかった時は、学校の授業が終わって夕方くらいから暗記を初めていた。

しかし、それでは次の日には綺麗さっぱり忘れてしまっているし、翌日も翌日とて新たなノルマに進まなければいけないので中途半端な状態で毎日が過ぎていってしまったのだ。

 

1日1回しかそのページを暗記しないのであれば、やらないほうがマシ!

 

途中からこういった気持ちで勉強ができるようになった。1日に4~5回同じページを暗記するとは以下のようなことだ。

 

朝   8:00     P121~122  暗記
昼   12:00   P121~122 暗記
夕方   16:00  P121~122  暗記
夜   21:00   P121~122 暗記
寝る前 23:00  P121~122 暗記

 

こういったイメージだ。時間はざっくりだが、1日に4~5回は々ページを暗記するわけだ。

もちろん朝8時に暗記するのが最も時間がかかり、夕方以降になると暗記というよりは「確認」といったイメージになってくる。間の時間が狭ければ狭いほど、定着度は良くなるので「確認」の時間は短くなる。
なぜ、私が上記のように勉強をするようになったか?と言うと、ある日珍しく朝早く学校に行って勉強したことがあった。

その時は日本史の一問一答を4ページほど、朝の時間で暗記した。

その後、学校の課題や塾の宿題に手一杯になってしまい、その4ページの確認ができたのが夜の10時くらいになってしまったのだ。

私は愕然とした。

せっかく朝早く起きて、学校で1時間以上も勉強したのに、夜寝る前には覚えた4ページをすべて忘れていたのだ。

 

人間の頭はそんなに賢くないってことだ。

その日以降、1日に4~5回。多い時は小分けにしてもっと多く、接触回数を増やすようにしたのだ。

 

 

③数日間連続で同じページを暗記する

上記のように、1日4~5回やってもまだ足りない。

次の日には、綺麗さっぱり忘れてしまっていのだ。これは本当に頭にきた。「自分はなんて頭が悪いんだろう・・・」と自分を責めたこともあった。

しかし、凡人に唯一許されている方法は「システム化」しかない。だから、「忘れない仕組み」を作ることに専念したのだ。

 

たどり着いた答えは、数日間連続で同じページを暗記するということだった。

以下のような例だ。

 

1日目   P1~2
2日目   P3~4  +  P1~2
3日目   P5~6  +  P1~2  +  P3~4

こういった具合だ。つまり、前日・前々日に暗記したページも復習する!ということだ。

大体、最低でも3日前までは復習内容に盛り込むようにしていた。学校行事や塾の宿題等でペースが崩れそうになってしまった時は、土日は新しいページには進まないで、復習だけをやる日もあった。

 

今からスタート!

と考えると、翌々日にはやることが増えてしまうように感じる。しかし、空いてしまう時間をいかに狭めて、「忘れないようにする」ことが意識できれば、「確認程度」で復習は済む。

1回でもサボると、2ページを覚えなおすのに相当な時間がかかってしまうので、絶対にサボってはいけない。

 

 

例えば、上記の例で勉強を進めていって順当に行くと20日目には、P40まで到達していることになる。

これくらいまでいったら、一旦新しく進めるのはお休みして、P1~40までの復習をしよう。

4日間に分けて10ページずつ覚えていくのも良いかもしれない。

 

■ポイント

何度も何度も繰り返していると、「覚えきれていない問題」「どうしても抜けてしまう問題」というのが出てくる。

その場合は、鉛筆でチェックをつけておこう。

チェックのついた問題だけを暗記するのも良いだろう。

 

 

 

④1か月後に覚えているかチェック

大体1ヵ月が一つの節目だ。

上記のように繰り返し繰り返し暗記をしても、1ヵ月経つとどんどん記憶が薄れていく。

ここで重要になってくるのが、日付を書いておくということだ。

 

自分の勉強状況を視覚化することは非常に重要である。
7/15   P100~101

 

と書いておくだけでも、「おっ、このページ暗記してから大分時間が経っているな」と把握することができる。こういった工夫が勉強には必要なのだ。

そこで1ヵ月経ったら、覚えているかどうかのチェックをしてほしい。

忘れてしまっている問題だけを蛍光ペン等でしるしをつけておいて、みっちち復習するのだ。

忘れてしまうには、忘れてしまうだけの理由があるわけだから、用語集や教科書を使って知識の定着化を図って欲しい。

 

 

 

ここまでが一問一答のオススメ暗記方法だ。

私は個人的に「スパイラル式暗記法」と呼んでいる。スパイラルとは「らせん」の意味でグルグルグルグル同じ単元を何度も何度も暗記することが。
勉強ができるかどうかは、純粋な頭の良さもそうだが、常に工夫しながら勉強できるかどうか?だ。

現状をしっかりと認識して解決策を考えてみる。その解決策を実際に試してみて修正していくのだ。

 

 

日本史一問一答ターゲット4000は1周して、はじめてやっと富士山の3合目くらいだ。

何周も何周もして、自分の物にしていくのは相当な努力を要する。

受験当日まで使う問題集だから、そのつもりで頑張ってくれ。

 

 

まとめ

日本史一問一答ターゲット4000を完璧にするのは難しい。

覚えても覚えても忘れていってしまうからだ。

私の紹介するスパイラル暗記法で、何を聞かれても大丈夫な状態にしてくれ。

 

日本史の勉強方法完全版はコチラ