初秋を過ぎた頃あたりから気温が徐々に下がってきて、勉強するのには最適な気候になってきますよね。
これから受験などを控えている学生さんたちにとっても、自分の苦手部分を見直し、徹底的に復習するのに最適な時期と言えるでしょう。
しかし、せっかく勉強に集中しようとしても、部屋のレイアウトが落ち着かないと思うように捗らないものです。
出来るだけ長く集中を持続させるためには、心がリラックス出来、なおかつ学習の妨げにならないような部屋づくりを心掛けることが大切です。
では実際にどのようにすればいいのでしょうか?
おすすめのレイアウト方法と、勉強の集中法についてを紹介します。
勉強の集中と部屋のレイアウトには関係がある?
基本的なことですが、部屋を変えるだけで勉強に集中できるようになるかといえば、イエスです。
ゴチャゴチャと物が多く雑然とした環境では、目に入る情報が多すぎるため、本来頭に入れるべき情報を入れることが難しくなるのです。
読みかけのマンガ本や、セーブしたままのゲームが視界に入ると、ついつい続きをやってみたくなるものですし、部屋が汚れていると思わぬ捜し物をする羽目になり、時間を無駄に費やしてしまうことも少なくありません。
大切なのは無駄な動作が省けるようにすること、雑念が湧きにくいようにすることです。
例えばプリント類などもファイルに全部入れてしまう人がいます。
プリント類も自分なりに分類して収納しておくことが大事です。
例えば目的の数学のプリントを探すときに、国語や英語のプリントも入っているファイルを探していては、時間もかかってしまいますよね。
それをプリントを探すときに毎回行なっていては相当な時間が浪費されてしまうので、そうなってしまわないように教科ごとでファイルを分けるなどの工夫が大事となってくるのです。
これと同様で部屋の引き出しなどにも整理して収納をするようにしましょう。
どこに何があるかをしっかり頭の中に入れていくことが重要なのです。
書類が整理されている人は頭の中も整理されているといいますしね。
また、勉強に必要のないものは目に見えないところにしまっておくことが重要となっています。
これに関してはあとでまた詳しく書いていきますね。
集中できる部屋のレイアウトを紹介!
まずは全体のイメージを固めてみましょう。
どの家具をどの位置に配置するのかも重要なポイントとなってきます。
基本的に、入り口よりも奥の方にまとめてI字、L字、コの字に配置するようにしましょう。
右利きの方の場合、勉強する際左側から光が当たるように配置する方がノートに影が落ちにくく、捗りやすくなります。
当然左利きであれば逆側です。多くの学校で左側に窓を設けているのはそういった理由からなのです。
そういった配置が難しい場合はデスクライトなどを設置して調整できるようにしてあげましょう。
素材やカラーを統一するのも重要なポイントです。
子供部屋の場合、キャラクター物のカーテンや壁紙などを使っていることも少なくありませんが、勉強に集中したいのであればキャラクターものや、細かい装飾の入ったものは出来るだけ控えるようにしましょう。
赤やオレンジ、紫といったカラーは心を刺激させる効果があるため、リラックスするのには不向きです。
淡いブルーやグリーン、グレーといった寒色系がおすすめです。
あまり極端に使いすぎると寒々しい印象になってしまいますので注意が必要です。
軽量で比較的安価なパイプ系の家具は非常に人気がありますが、ガタツキが出たり、冬場に触れると冷たかったりするので、あまりおすすめできません。
おすすめなのは木材を使った家具です。
特に天然木を使った家具は、木材自体が呼吸をして湿度を調節してくれる効果があるので、快適な環境を作ることが出来ます。
木のぬくもりは心を癒やす効果もありますし、ずっしりと安定感があるので非常におすすめです。
同じメーカーなどで揃えると、サイズや素材なども統一させやすくなります。
椅子は慎重に選ぶようにしましょう。
自分の体に合わない椅子に長時間座っていると身体に不調をきたしてしまう場合もあります。
購入する際は必ず実店舗で実物を確認するようにしましょう。
座った時に足がしっかりと床につき、腰や肩に負担が掛かりにくいものを選ぶようにするのがポイントです。
本棚は教科書や参考書、ノート類を整理するのに必要不可欠なものですよね。
ある程度収納に余裕があり、圧迫感を感じさせないようなものを選ぶのがおすすめです。
必要な時にサッと取り出せるよう、机と本棚は近い位置に置いておくと効率アップに繋がります。
特に頻繁に使用するアイテムは、デスクオーガナイザーなどを使ってすぐ手の届く所に配置するのもおすすめです。
余計なものは目に見えないところにしまうのが大事!
漫画やゲーム、おもちゃや携帯電話などは、一度気になりだすとつい手が伸びてしまうものです。
こういったものは目に入りにくいようにするのがポイントです。
蓋付きの収納ボックスを使用するのもいいでしょう。
本棚にカーテンレールを取り付けて、目隠しが出来るようにするなどの工夫も効果的です。
タグやステッカーなどを使い、中身が一目瞭然にしておくと便利です。
収納棚に対し、背中を向けるような配置にするのもおすすめです。
机や床に散らかしっぱなしにしてしまう人も少なくないでしょう。
まずは使ったものはすぐに定位置に収納することを習慣づけるようにしましょう。
そうすることによって必要なものもすぐに取り出せるようになりますし、もの探しや掃除で無駄な時間と労力を使う必要がなくなります。
また、使ったら戻すという習慣づけをすることも大事です。
勉強道具も漫画などの娯楽用品も、使い終わったらしっかりをしまうことです。
そのような小さな習慣づけが勉強の集中などに活きてきます。
まとめ
集中しやすいレイアウトに配置し直す際は、同時に物の整理も行ってみましょう。
同じようなペンが何本もあったり、もう使わないおもちゃがそのままになっていたりすると、散らかりやすくなります。
スッキリと落ち着いた空間を作るためには、出来るだけ物を減らすように心掛けることもポイントです。